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冬至には、南瓜や小豆粥を食べて、ゆず湯に入る [節気と食材]

冬至⇒カボチャと柚子でかぜ予防ってだけではありません。深い意味があるんです。
 二十四節気の一つ「冬至」は毎年12月22日ごろ。陽(昼)が一番短い日で太陽の力が一番弱まった日ということになります。力が一番弱まった日ということは、この日を境に再び力が強まる(甦る)日であるともいえます。 中医学に「陰陽学説」という考えがあります。
冬至は「陰極まれば、陽が再び生じる」という状態。
これを「辛いことがあっても、この後に必ず良いことが巡ってくる。」と考え、「一陽来復の日」として尊ばれています。冬至は “今抱えている様々な問題もしばらくすれば好転する”という暗示かもしれませんね。

 ちなみに、冬至に近いクリスマスは「キリストの誕生日」とされていますが、これは後世のキリスト教教会が作り上げた話で、元は中国や日本と同じく「太陽の復活」を祈った西洋土着の行事でした。

 さて、ご存知のように、冬至に小豆粥やかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われ、柚子湯に入る習慣があります。胃腸の機能を助け、水分代謝と気血の循環を良くして、寒い冬の邪気から体を守る「かぼちゃ」「小豆」「ゆず」で、明るく前向きに冬を楽しみましょう。

【かぼちゃ】
冬至の日に南瓜(かぼちゃ)を食べると、厄除けになる、風邪をひかない、中風にならない、しもやけにならないなど・・・と言われます。野菜が少なくなる冬場のビタミン供給源として、日持ちする南瓜は貴重なものだったのですね。 薬膳としての作用は、体を温め胃腸の働きを良くし、お腹の痛み、下痢・便秘を和らげます。かぼちゃの種は生薬(南瓜子:なんかし)としても使われており、解毒・利尿作用により手足のむくみを改善します。また、お腹の回虫の駆除にも使われています。


【小豆粥】
小豆は冬至にかぎらず、お正月に食べ過ぎたお腹を癒すために小豆粥にしたり、夏至や土用入りにもにんにくといっしょに食べると病気への魔よけになるという言い伝えもあります。 薬膳としての作用は、水分の代謝を促進し、利尿効果によりむくみや胃もたれ・下痢を改善します。また解毒作用もあり、熱性の吹出物・肌荒れを改善します。


【ゆず湯】
「ゆず湯」に入ると肌がスベスベになる美肌効果はよく知られていますが、冷え性やリュウマチにも効き、体が温まりカゼをひかないとも言われます。 これらの効能は、柚子に含まれている精油の働きによるもので、新陳代謝を活発にして血管を拡張させ、血行を促進して身体を温めます。 薬膳としての作用は、胃腸の機能を助け、消化不良・食欲不振を改善します。 また、気の巡りを良くして咳や痰を緩和します。解酒作用もあり、二日酔いで 気持ちが悪い時にゆず茶を飲むとラクになります。

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